ANAマイラーとJALマイラー、どちらを目指すべきか|陸マイラーの選び方

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マイルを貯め始めようと考えたとき、多くの方が最初に迷うのが「ANAマイルとJALマイルのどちらを軸にするか」という選択です。

両方を並行して貯めることも不可能ではありませんが、それぞれのプログラムには特徴があり、片方に軸足を置いたほうが効率よく貯まりやすい傾向があります。

この記事では、「行きたい場所」「住んでいる地域」で選べるように、ANAとJALの就航都市を国内線・国際線それぞれ詳しく比較します。読み終わった時点でどちらを選ぶかが決まるくらいの情報量を目指しています。

なお、マイルの有効期限・特典航空券の必要マイル数・提携カードの内容は変更される場合があります。最新情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。


国内線の就航都市で選ぶ

まず「国内旅行でマイルを使いたい」という方は、就航都市の違いから選ぶのが一番わかりやすいです。

🟦 ANA 国内線就航都市一覧

地域空港・都市
北海道新千歳、旭川、函館、女満別(網走)、釧路、稚内、紋別、中標津、利尻島
東北青森、秋田、仙台、福島、庄内
関東羽田、成田、八丈島
中部中部(名古屋)、新潟、富山、小松、静岡、能登
近畿伊丹(大阪)、関西(大阪)、神戸
中国・四国広島、岡山、山口宇部、石見(萩)、鳥取、米子、松山、高松、高知
九州福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、壱岐、対馬、五島福江
沖縄那覇、石垣島、宮古島

太字 = ANAグループのみ就航


🔴 JAL 国内線就航都市一覧

地域空港・都市
北海道新千歳、旭川、函館、女満別(網走)、釧路、帯広、丘珠(札幌)、利尻島、奥尻島
東北青森、秋田、仙台、三沢、山形、花巻
関東羽田、成田
中部中部(名古屋)、新潟、小松、松本、南紀白浜
近畿伊丹(大阪)、関西(大阪)
中国・四国広島、岡山、山口宇部、出雲、隠岐の島、高松、徳島、松山、高知
九州福岡、北九州、大分、熊本、長崎、鹿児島、宮崎、奄美大島
沖縄那覇、石垣島、宮古島(JALグループ)

太字 = JALグループのみ就航


どちらにしかない国内路線

ANAだけが飛んでいる空港(JALなし)

稚内・紋別・石見(萩)・鳥取・米子・壱岐・対馬・五島福江

日本海側の地方都市・長崎の離島エリアはANAが独占しています。

JALだけが飛んでいる空港(ANAなし)

札幌丘珠・奥尻島・三沢・松本・南紀白浜・出雲・隠岐の島・徳島・北九州・奄美大島・屋久島・種子島・喜界島

屋久島・奄美大島・種子島といった「島」はJALグループが独占している路線が多いのが大きな特徴です。「いつか屋久島へ」という方はJALマイル一択になります。


国際線の就航都市で選ぶ

海外旅行でマイルを使いたい方は、目的地によってどちらが有利かがはっきり分かれます。

🟦 ANA 国際線就航都市一覧

地域就航都市
東アジアソウル、北京、上海、広州、大連、杭州、青島、瀋陽、武漢、成都、アモイ、台北、香港
東南アジアバンコク、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、マニラ、ハノイ、ホーチミン、プノンペン、ヤンゴン
南アジアデリー、ムンバイ、チェンナイ
ヨーロッパロンドン、パリ、フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ウィーン、ブリュッセル、ミラノ、ストックホルム、イスタンブール
北米ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ワシントンDC、ヒューストン、シアトル、サンノゼ、バンクーバー、メキシコシティ
ハワイホノルル
オーストラリアシドニー、パース

太字 = ANAのみ就航(JALなし)


🔴 JAL 国際線就航都市一覧

地域就航都市
東アジアソウル、釜山、北京、上海、広州、大連、台北、香港
東南アジアバンコク、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、マニラ、ハノイ、ホーチミン
南アジアデリー、バンガロール
ヨーロッパロンドン、パリ、フランクフルト、ヘルシンキ、ドーハ(中東)
北米ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ボストン、ダラス、シアトル、サンディエゴ、バンクーバー
ハワイホノルル、コナ(ビッグアイランド)
太平洋グアム
オーストラリアシドニー、メルボルン

太字 = JALのみ就航(ANAなし)


どちらにしかない国際路線

ANAだけが飛んでいる国際線

  • ヨーロッパ:ミュンヘン、デュッセルドルフ、ウィーン、ブリュッセル、ミラノ、ストックホルム、イスタンブール
  • 北米:ワシントンDC、ヒューストン、サンノゼ、メキシコシティ
  • アジア:プノンペン、ヤンゴン、チェンナイ、中国多都市(成都・武漢・杭州・青島・アモイなど)
  • オーストラリア:パース

ヨーロッパ主要都市へのアクセスはANAが圧倒的に多く、中国本土の地方都市ビジネスにも対応しています。

JALだけが飛んでいる国際線

  • ハワイ:コナ(ビッグアイランド直行便)
  • 太平洋リゾート:グアム
  • 北米東海岸・南部:ボストン、ダラス、サンディエゴ
  • ヨーロッパ:ヘルシンキ、ドーハ(中東乗継のハブ)
  • インド:バンガロール
  • オーストラリア:メルボルン

ハワイ・グアムなどリゾート路線はJAL独占が多く、ハワイに強いのはJALです。コナへの直行便はJALのみで、ビッグアイランドを旅したい方にとって選択肢はJALしかありません。


目的地別・どちらが有利か早見表

行きたい場所有利な方ポイント
ヨーロッパ(広く)ANA10都市以上をカバー。パリ・ロンドン以外も直行可能
ヨーロッパ(北欧経由)JALヘルシンキ経由でスカンジナビアへ
ハワイ(ホノルル)どちらでも両社就航
ハワイ(コナ・ビッグアイランド)JALJALのみ直行
グアムJALANAは現在就航なし
北米(東海岸・南部)JALボストン・ダラス・サンディエゴはJALのみ
北米(中西部・西海岸)どちらでも両社ほぼ同等
中国(地方都市)ANA成都・武漢・杭州など多都市カバー
オーストラリア(西部)ANAパースはANAのみ
オーストラリア(東部)どちらでもANA=シドニー、JAL=シドニー・メルボルン
東南アジア全般どちらでも主要都市は両社カバー
国内・屋久島・奄美JALJALグループのみ就航
国内・対馬・壱岐・五島ANAANAグループのみ就航

提携航空会社連合(アライアンス)の違い

ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドに加盟しており、それぞれが提携する海外の航空会社が異なります。

ANAが貯まる・使えるスターアライアンス主な加盟会社

ユナイテッド航空、ルフトハンザ、シンガポール航空、タイ航空、エアカナダ、ニュージーランド航空、トルコ航空など

JALが貯まる・使えるワンワールド主な加盟会社

アメリカン航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空、キャセイパシフィック、フィンエアー、マレーシア航空など

アメリカン航空やブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空との連携が強いのはJAL(ワンワールド)です。特に中東経由でヨーロッパ・アフリカを目指す旅行スタイルならJALマイルのほうが使い道が広がります。

反対に、ユナイテッド航空やシンガポール航空の便で旅行することが多い方はANAマイルを軸にするほうが親和性が高いです。


有効期限・特典航空券の取りやすさの傾向

マイルの有効期限は、両プログラムとも一定期間で設定されていることが多いですが、詳細なルールや例外規定はプログラムによって異なります。特典航空券に必要なマイル数も、路線・時期・座席クラスによって変動する仕組みが採用されている場合があります。

「どちらが得か」を一概に比較するのは難しく、実際にどの路線をどのくらいの頻度で利用したいかによって、有利なプログラムは変わります。マイルを貯め始める前に、まずは自分が今後よく使いそうな路線を具体的にイメージしておくことをおすすめします。


提携カードの違い

ANAマイル・JALマイルは、それぞれ提携するクレジットカードを通じて日常決済からマイルを積み上げることができます。提携カードには、マイル積算率・年会費・付帯サービス(空港ラウンジ・旅行保険等)にそれぞれ特徴があります。

ANA系の提携カードの実際の使い方については、ANAダイナースカードを医師の私が使い続ける理由|マイラーでなくても得する使い方で実体験ベースの内容を紹介しています。カード選びの際は、マイル積算率だけでなく、空港ラウンジや旅行保険など、日常的に受けられる恩恵もあわせて比較することをおすすめします。


どちらを選ぶかの判断軸まとめ

就航都市の比較を踏まえて、最終的な判断軸を整理します。

ANA(スターアライアンス)が向いている人

  • ヨーロッパ主要都市に直行したい(ミュンヘン・ウィーン・ブリュッセルなど)
  • 中国の地方都市出張が多い(成都・武漢・杭州など)
  • 対馬・壱岐・五島列島への国内旅行を考えている
  • ユナイテッド航空・シンガポール航空をよく使う

JAL(ワンワールド)が向いている人

  • ハワイのコナ(ビッグアイランド)やグアムに行きたい
  • 屋久島・奄美大島・種子島など南の離島に行きたい
  • 北米の東海岸(ボストン・ダラス)を旅したい
  • 中東経由でアフリカ・欧州に飛ぶルートを使いたい
  • アメリカン航空・カタール航空・ブリティッシュ・エアウェイズをよく使う

陸マイラー視点での貯めやすさ

搭乗機会が少なく、主にクレジットカード決済でマイルを貯める陸マイラー的な使い方をする場合は、次の点も比較材料になります。

  • 提携カードのポイント還元率とマイル移行レート
  • 移行申請の手間(自動移行か手動申請か)
  • 各種キャンペーンでのボーナスマイル付与の頻度

陸マイラーとしての基本的な考え方は陸マイラー入門|クレジットカード決済でマイルを貯める仕組みと基礎知識で整理していますので、あわせてご確認ください。


両方貯めるのは非効率になりやすい理由

「どちらか選べない」という理由で両方のマイルを並行して貯めようとすると、それぞれの特典航空券に必要なマイル数に到達するまでの期間が長くなりやすいという弱点があります。年間で貯められるマイル総量が同じであれば、1つのプログラムに集約したほうが、早く特典を使える状態に到達できる可能性が高くなります。

どうしても両方に魅力を感じる場合は、「メインは1つに絞り、サブは提携カードのキャンペーンなどで少額だけ貯める」といった優先順位をつけた運用が現実的です。


まとめ

ANAマイルとJALマイルは、どちらも魅力的なプログラムですが、就航路線・目的地・提携航空会社によって、向いている方が変わります。

  • 「ヨーロッパ多都市・中国出張・日本海側離島」→ ANA
  • 「ハワイ・グアム・南国離島・北米東海岸」→ JAL

この記事の就航都市比較表を使って、まず「自分が行きたい場所」を確認してみてください。目的地が決まれば、どちらを選ぶかは自然と絞られてきます。

両方を中途半端に貯めるより、1つに集約したほうが、特典航空券という「使える形」に早くたどり着きやすくなります。

マイルの有効期限・特典航空券の必要マイル数・提携カードの内容は変更される場合があります。最新情報は必ず各社の公式サイトでご確認ください。


本記事の情報は2026年8月時点のものです。最新のマイル制度・特典航空券の条件は必ず公式サイトでご確認ください。当サイトは個別の金融相談・カード審査結果を保証するものではありません。

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